忘れないでー好きなまま、さよなら-
「何だよ。いったい。」


俺は、
 思わず俊介に殴りにかかる。


俊介は、
 鍛えているはずなのに軽く転んだ。


「ふざけんなよ!!」


俊介が口元を押さえている。


「俺、今日、作文書けないでいた。」


「だから何だ?」


「あゆみに、「俊介を支えて」って言われた。」


「あゆみに???」


「一発、殴る気でいてさ・・・
  あゆみは、俺の初恋の相手だ。
  あゆみに、「俊介を支えて」って言われた気持ち
  分かるのか?」
  

「関係ないだろ。」


「嘘言えよ。お前、みんなから省かれてるくせに。」

 
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