忘れないでー好きなまま、さよなら-
歩いていく俊介を追うと


「俺は、お前に支えて貰う気はない。」


「なら、あゆみの気持ちは、どうなる?」


「今は、それどころじゃない!!」


いったい、
 何が潜んでいるんだ。


やっぱり・・・
  棘が刺さっていて重症だ。





「みんなを脅かして、好き勝手してんので怒られて、
  省かれても、あゆみ一人がお前の味方なんだろ。」


「馬鹿たちが離れて、楽や。

 放せ!」


俺が掴むと


「放せや!!」


と、怒鳴りだす。

  
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