忘れないでー好きなまま、さよなら-
第⑨章 家族思いの少年

俊side

俺は、
 夜ー・・・


高台に登り
 死のうとした。


そこを通りかかったのは、
 陽子先生。


「清水くん・・・どうしたの?」


そう言ったのは、
 あとから聞いた。


家に戻れば、
 家の前には先生がいた。


「俊介!!」


「ッ先生。」


「K高校辞退したのか?!」


「いや、失格です。」


「どうして?」


「手続きが間に合わなくて・・・」
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