忘れないでー好きなまま、さよなら-
「何で?」


「あれから、
  ずっと兄貴のことで、追われて。」


「何だと!」


「すみません」


そう謝るのに先生は、
 いつも温かいんだ。


「悩みは、泰でもいい。あゆみでもいい。
 言いなさいね。私も、味方だぞ。」


そう言い、励ましてくれた。





あくる日も、あくる日も

俺は、泣いた。


それから、と、言うもの・・・


又も苦しみが増した気がしていく。


いつになれば
 笑えるのだろうか・・・。
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