忘れないでー好きなまま、さよなら-
「お前、
  俺が怖いし嫌い?」


「いいえ・・・」


確かに怖いけど


たった一人の兄貴だ


それに嘘はつけなかった。


何されるか分からない面がある


「アパート探してくれよ。」


「ママがマンションを購入して・・・」


すると


兄貴が言い放ったのは、こうだ。


「アイツとは、真っ平ゴメンだ。」


俺は、息を呑む。
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