忘れないでー好きなまま、さよなら-
「あゆみが?」


「お前、あゆみとラブラブじゃねぇのか」


「あゆみは、玄関で終わりだよ」


「今日も・・・」


ピンポーン♪





玄関のベルの音に、
 言いたいことも妨げられた。


「あゆみだろ。」


俺は、
 人の家の玄関を開けた。


そう。

あゆみだと勘違いしすぎて。

その場にいた人は、親父だった。


俺らに
 春が訪れたのは言うまでもない。


問題は解決しつつあり、
 仲間が一つの芽を出し始めている。




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