忘れないでー好きなまま、さよなら-
きっと
 許されないこと。

分かってる。
分かってるんだ。


でも、
 みんなが好きだ。


今しかない、この時を大事にしたい。





ガラガラガラ





1組の扉を開けた。


みんな、席に座り

俺をジーッと見た。



重い足を引きずり、
 俺は教卓へ一歩進める。


「みんな、
 ハヤトの答辞、聞いた。

 僕、ストレスを蓄積させ
  反抗して
 悪い事を繰り返した。

 本当に、ほんとに・・・」


俺は言いたいことが言葉に出来ず
 苦しんでいたときー
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