忘れないでー好きなまま、さよなら-
飛び降りて
顔を縫うまでになった。





病院では
俺が泰に携帯を貸すと
そばにいる
あゆみと2人っきりに。


「泰!」


今日も
泰に頼みごとをするような素振り。


俺は
静止させようとする。


「おい、おめぇ。いい加減にしろ」


「あら、お嬢さん。先生がお呼びですよ」


「すぐ行きます。
 じゃ、俊ちゃん、あとからね」


あゆみが
何を考えてるか
俺にはサッパリだ。



< 220 / 298 >

この作品をシェア

pagetop