忘れないでー好きなまま、さよなら-
「あゆみ!!
 

 お前に話がある。
 
 お前、用事は何時までだ?!」


「え?!」


あゆみは
驚いていた。


そりゃ、
驚くよな。


こんな怖い顔してるの見れば。


でも
それくらいしなきゃ無理だった。





そして


夜も更けてゆく頃


俺は
あゆみを待つ間に泰をも
呼び出した。





「今まで、何してた?


 デートか???」


「デートなんてしないよっ。
 
 何で、泰に電話して頼むんだよ。」


「そんなつもりないよ。」


「親には、アイツん家って
 黙って夜遊びか?」


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