忘れないでー好きなまま、さよなら-
「俊ちゃん!!」


俺は
呼び止められた。





「私の初恋は
 俊ちゃんよ!!」


(泰がいることも知るはずもない
 あゆみは言った)





「知るかよ。そんなことまで」


俺は、
再び憤りを感じていた。





「分かってるよ。

 でもね、あたしは、ずーっと俊ちゃんが好き。

 歳が行っても、ずっと好きだから。」



俺は
告白された。


そして


聞こえた足音に気がついた。

  

 
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