忘れないでー好きなまま、さよなら-
俺は、
 しんどく歩道橋の途中まで来たところで
 立ち止まった。





「なぁ、俺、休む」
  

「「どうしたの??」」
    

「俺、体しんどい」


「テスト近いもんな。」


「うん」


そう言うことにしておきたい。
 いや・・・しておいて欲しい。


和彦の言う事、
 分かる気はしたけど
 いつもみたいに乗れなかった。


「顔色悪い。」


「大丈夫」


「「電車が来た。」」
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