忘れないでー好きなまま、さよなら-
「俺が行ったあと泣かないでね」


そう泰が言うと


「泣くよ」


今にも泣きそうな声を、
 マサミちゃんが出すんだ。



きっとだけど・・・


マサミちゃんは、
 泰のことが好きなんじゃないか。
なんて、勘ぐりたくもなった。





そして、
 泰に手招きをしたあとで

泰の頬へと
 軽くキスをした。


これには、
 驚くと共に感銘をあげた。
< 263 / 298 >

この作品をシェア

pagetop