忘れないでー好きなまま、さよなら-
俺は、
 旧1組男子を集めて
 
登校前に、
 泰に会いに行く。


坊主に刈り上げた頭を披露して、
 団結力をはかるため。


泰も先生も驚いた。

泰は、
 泣き崩れた。





「一人じゃない。」


泰が苦しんでるのも見て
 聞いて・・・

これくらいしか、
 俺らには出来なかったんだ。


「みんな、ありがとう・・・」


泰が泣く姿よりも、
 点滴で繋がれた腕の方に目が行った。
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