忘れないでー好きなまま、さよなら-
佑介は怯えて
 俺の方を凝視。


そして
 バイクに乗る先生の後ろに乗せられて
早退する佑介を全員が見ていた。


俺は帰りがけにスーパーで
 寄り道をしている。


「こら!!」


若い女の人の声に
 反応してしまう、俺。


「あ、先生!!」
 

俺が慕う陽子先生だ。


「買い食いしないのよ!」


「頼まれて!!」
 

「気をつけてね」


「はい」


俺は帰ろうとしたが、
 先生を見てると元気が出るから、
振り返った。


先生が
手を振って笑ってくれる。


陽子先生は、
 こもれびのようだ。



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