忘れないでー好きなまま、さよなら-
朝。


「そこを退きなさい」


叫ぶのは、担任でもある北村だ。


一言で言うと、差別的だが
熱い一面を持っている。



俺は、北村は
大の苦手だった。


この日も
後ろから睨みをきかせながら歩いた。


学校は楽しいけど
先生だけは気に入らないんだ。


俺の中学3年は、
 ここからスタートした。
< 3 / 298 >

この作品をシェア

pagetop