忘れないでー好きなまま、さよなら-
そして


卒業を目前に控えている。


私たちは
 前の担任の北村先生の姿に慌て

あたふたしながらも、
 みんなでの話し合いをする。





「俊介は北村ん所、行ったんだろ。」


そして、
 北村先生は・・・
 1組の教室へと恐る恐る入ってくれた。





みんなで頭を下げ、
 最後の最後でクラスが一つになり
  決着をつけれた。


そこに
 俊ちゃんがいなくても

みんな
 俊ちゃんが大好きだから。


そして
 先生のことも。





そして


春の訪れも
 目の前に来ている事を実感していた。

 
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