忘れないでー好きなまま、さよなら-
文化祭の催しごとを決めるとき


千穂が俺に


「俊ちゃん、あとでいい?」


そう言った。


ほんとに、まとまらないクラス。
このクラスの欠点だと、俺は思う。


俺と千穂は、職員室へ行き
 山岸先生に頭を下げた。


「お願いします!!」


頭を下げてばかりの千穂にも
 俺はいらだっていた。

先生も先生で
 頑なに拒否を続ける。


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