忘れないでー好きなまま、さよなら-
何度言っても聞いてくれない
 山岸先生を説得し続けた。


教室では
 担任と陽子先生がラジカセを持参し
「ソーラン節」を流してくれた。


振り付けは、陽子先生だと知って
俄然、やる気が出てきた。


「僕、します!」


「でも、苦手な人たちは
 どうするんですか?」


俺が賛成した後で
 あゆみが不満げに言った。
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