忘れないでー好きなまま、さよなら-
行きかけていたところ


「愛砂美さーん」


叫ぶのは、
陽子先生で


隣には、
 私の幼馴染の俊ちゃんがいる。


目を細めて
 愛砂美をみているような気がする。


今では
 全く話さなくなったけど
優しい感じは残ったまま。


怖いときもあるけど、
 愛砂美の登校に喜んでいてくれているに
違いない。


そう、思いたかった。
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