忘れないでー好きなまま、さよなら-
その夜ー




近くの商店街を散歩していた。


グリーン色のトレーナーを着た
 見覚えのある横顔。


きっと、そうだ。

間違いなさそうだ。


私の大好きな横顔だからー。


歩み寄ろうとしたところ・・・


「先生!!」


「清水君!」


そこは、クリーニング店。


クリーニング屋から出てきた
 陽子先生を待ってたみたいで。

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