忘れないでー好きなまま、さよなら-
そう、


私は、
 包丁で指を切った。


血が出ただけで
 大丈夫ではあったのに・・・。


何故か、
 泰ったら・・・大げさで。


「見ろよ!」


私の指を、
 そっと握りしめ
指を舐め血を吸い取ろうとする。


私が
 驚いて泰を見ていたら

泰が私に気がついて


「ごめん!バッチィよね。」

首を横に振り

「大丈夫」


「大丈夫じゃない。
 座って!」
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