忘れないでー好きなまま、さよなら-
「誰かに、何か言われた?」


首を横に振る私。


「昔は、アイツがひどいって
 俺に言ったのにさ。」


「だって・・・
  俊ちゃんがね・・・」


「俊ちゃんが???
 お前、いつまで俊の姉貴か。」


「あの子、2年の頃と違う。
 お姉ちゃんが亡くなって、兄さんも
 県外にいるし、淋しいのよ。」


「親の離婚してる者もいるんだからな。1組
 に。」


「幼稚園から同じだよ。
 気になるのよ。」

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