忘れないでー好きなまま、さよなら-
「まぁ、初恋の相手だもんね」


「そんなんじゃなくて。」


「いい。
  で、俊ちゃんが何?」


「うん・・・」


「他の女の人と仲良くしてるみたいな?」


「そう」


正直に言った。
 正直に頷いた。


いくら、陽子先生だとしても・・・
 傷つかないわけがない。


「気に入らないよ。
 叩きいてやろう」
 
 
「嫌だよ!」


「女の方だよ!殴るのはアレだけど、脅かしてやる。
 お前は、自分とあゆみの、どっちが可愛いと思うんだ?
 鏡やろうか。鏡を。日本中見ても、あゆみちゃんみたいな
 可愛い子いないんだから。そうだろ~?」


「私の思い過ごしかもね。」


「そう。そうだよ。でも」






  
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