忘れないでー好きなまま、さよなら-
途中で購入したジュースを
 学校で飲み干した。


「俊ちゃん、何、その傷口」


と、登校した
あゆみが問い詰めてくる。


「うるさいな。俺に構うな。」


そう言い放つ。


恋など進路が決まれば
 いつだって出来るもの。


自分に余裕などない、今、
 迷うばかりだろう。

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