忘れないでー好きなまま、さよなら-
そして


授業は、自習になった。



「「何よ」」


女子の声に俺は、
 慌てて男子の元へ行った。


怪我した時のティッシュだ。


大好きな陽子先生だったから嬉しかった。


恋してるわけでないけど姉貴的存在だ。


俺は、正直言って、ボス的な人間だ。


それでも良かった。
それでも良いんだ。


あゆみも泰も
いつか離れて行くかもしれない。

別に
淋しくはなかった。
< 8 / 298 >

この作品をシェア

pagetop