忘れないでー好きなまま、さよなら-
次の日


朝のホームルームには、
泰の親父が来た。


全員の出席を取ったころ
 泰が呼ばれなかった。


「泰は?」


「泰は3年3組の田中先生のクラスに行きます」


クラスはザワメキ出した。


「行けるか?」


「はーい」


周りも俺も淋しかった。


「みんな、バイバイ」


「元気でな」


「あぁ」


きっと、
俺から離れれて喜んでいるに違いない。
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