忘れないでー好きなまま、さよなら-
「死ね」


うるさくなった教室に
 大きな大きな罵声が聞こえた。


雄介の
 一人の声だった。


シーンと
 一気に静まり返る教室。


雄介の
 暴言らによって
 鹿島さんが気絶した。


「おじさーん」


鹿島さんを慕う佑太朗(ユウタロウ)が
 泣き叫ぶ。


「おじさん、おじさん・・・」


目の前にいる
 雄介は震え上がり・・・


鹿島さんは
 あの時の

北村先生の
 二の舞のように床に倒れた。


ギャー~~~~


雄介が・・・
 叫び、そして、出て行く。



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