赤い月



清らかな、しかしオニにとっては禍々しい光に脅えたように、オニたちは距離をとる。

景時は細い刀身の尖端を掲げた。


「俺を、簡単に喰えると思うなよ?
狩られたいヤツから、かかってこい。」



< 50 / 170 >

この作品をシェア

pagetop