秘密な関係
中学に入ると何かお父さんにそういう事するのが恥ずかしくなって

ターゲットを二歳下の弟に変えた

当時、小学生だった弟の手首に若干物足りなさを感じながらも、それなりに私を満足させていた

けれど弟が中二になった頃、泣きながら姉ちゃん止めてくれよと言ってきたのを最後に噛まなくなった

私は毎日悶々とするしかなかった

高二になって初めて彼氏が出来た

結構、モテるほうなので告白は常にされていた

正直、顔や性格なんてどうでも良かった

満足のいく手首を満足するまで噛ませてもらえれば…

付き合って三ヶ月が過ぎた時

「お前、イカれてる」

って捨て台詞を吐かれフラれてしまった

それでも幸いだったのは、相手が情け深い人物だったようで

私の噛みつき癖が学校中に広まる事はなかった

< 14 / 102 >

この作品をシェア

pagetop