秘密な関係
「何でもいいんじゃないの?」

と言いながらさっきとは違う方のポケットからどら焼を出してきた

どんだけ入ってんのそのポケット

○○えもんの○○元ポケットじゃあるまいし

って言うかお菓子ばっかり食べないでご飯しっかり食べろよ

私が若干、引いている事に気づいたのか

「面倒だから付き合ってるって事でいいんじゃないの?荒川、男いるの?」

「い、いないわよ」

いたらあんたとこんな事なってないわよ

「じゃ、そういう事で」

って席を立つと

「これ、やる。それともこっちが良い?」

ってわざとどら焼を持つ手を軽く上に上げて手首を見せる安達くん
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