秘密な関係
さらに心配顔で話を聞く

「本当に?それで船場さんどうしたんですか?」

「どうもこうも、何も言えないし出来ないわよ。売り上げに貢献してもらってるし。ひたすら笑顔で耐えたわよ」

「酷いですねぇ。お尻、大丈夫ですか?今度そのくそガキ来たら私が頭、張り倒してやりましょうか?」

「ありがと、荒川ちゃん。あんた綺麗な顔してそういう事言ってくれるから何だか嬉しくなっちゃう」

「近頃の親は注意しませんからね。誰かがやらねば」

とにかく相手の話を否定しない。女社会で上手く生きていく術だ

「だけど、うちの上顧客だから遠慮するわ。荒川ちゃんに話してスッキリした。さっ、品出ししてこよ」

と言いながら船場さんはバックヤードにあるストック場へと行ってしまった
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