秘密な関係
慌てて横に避けると
「安達くん、今帰り?」
「そう」
相変わらず基本、愛想悪いよね
「そっか。じゃあね」
って行こうとしたら
「あのさ」
「なに?」
「飯」
だからさ、いつも思うんだけど最後まで言おうよ
飯行かない?でしょ
って本人には絶対言わないけど
違うか。言えないのかこの威圧感に負けて
「いいよ。何か食べて帰る?後、デザートも?」
って私が言うと
いつもみたいに向かって左側の口角上げてニヤリと笑う
そして左手首を見せて
「お前も、だろ?」
その瞬間、不覚にも神の手首よりも
安達くんそのものに、ときめいてしまった
「安達くん、今帰り?」
「そう」
相変わらず基本、愛想悪いよね
「そっか。じゃあね」
って行こうとしたら
「あのさ」
「なに?」
「飯」
だからさ、いつも思うんだけど最後まで言おうよ
飯行かない?でしょ
って本人には絶対言わないけど
違うか。言えないのかこの威圧感に負けて
「いいよ。何か食べて帰る?後、デザートも?」
って私が言うと
いつもみたいに向かって左側の口角上げてニヤリと笑う
そして左手首を見せて
「お前も、だろ?」
その瞬間、不覚にも神の手首よりも
安達くんそのものに、ときめいてしまった