秘密な関係
「う、うん。ありがとう」

広めのリビングにはソファーとテーブルとテレビ

部屋の隅に本棚と小さめのデスクと椅子

デスクの上にはパソコンが置いてあった

取り敢えず、ソファーには座らず直にフカフカのラグの上に座る

ソファーに座るとあらぬ事を想像しそうと思ったから

「どうぞ」

って目の前のテーブルにお茶を置く安達くん

一瞬、手首が見えて思わず生唾を飲み込む

恥ずかしい

「俺、脱いできていいかな?」

「えぇぇぇーっ!!もう脱ぐの?」

「だって、皺になるだろスーツ」

ああ…スーツね

なるほど

皺になっちゃうから…

安達くんはおそらく寝室らしき部屋に入っていく

お茶飲んで落ち着こう
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