秘密な関係
「ちょっとここじゃ話しにくいから場所変えてもいいかな?」
と連れて来られたのは、個室のある創作料理のお店だった
一通り注文したものが揃うと、安達くんはゆっくりと話し出した
「実は俺には誰にも言えない秘密がある」
「ん?スイーツの事なら…」
「スイーツじゃない」
「えっ?他にもあるの?」
「ああ、あるんだ。実は俺…」
ゆっくりと深呼吸すると
「女を抱いた事がない」
「えっ!?女を…ってことは…」
「男も抱いてないから!って言うか俺はノーマルだ」
何だ、とんだカミングアウトかと思ったよ
「どういう事?」
安達くんはゆっくりと言葉を選びながら話してくれた
私だって未経験者だけど、きっと男の人の方がこういう事を人に話すのって抵抗があると思う
なのに、安達くんは今、私にずっと一人で抱え込んでいた秘密を話してくれている
そう思うだけで心が締め付けられそうになる
と連れて来られたのは、個室のある創作料理のお店だった
一通り注文したものが揃うと、安達くんはゆっくりと話し出した
「実は俺には誰にも言えない秘密がある」
「ん?スイーツの事なら…」
「スイーツじゃない」
「えっ?他にもあるの?」
「ああ、あるんだ。実は俺…」
ゆっくりと深呼吸すると
「女を抱いた事がない」
「えっ!?女を…ってことは…」
「男も抱いてないから!って言うか俺はノーマルだ」
何だ、とんだカミングアウトかと思ったよ
「どういう事?」
安達くんはゆっくりと言葉を選びながら話してくれた
私だって未経験者だけど、きっと男の人の方がこういう事を人に話すのって抵抗があると思う
なのに、安達くんは今、私にずっと一人で抱え込んでいた秘密を話してくれている
そう思うだけで心が締め付けられそうになる