秘密な関係
シャワーを順番に浴びてソファーに並んで座る

私の城である六階の角部屋から見える普通の夜景が少し滲んで見えるのは気のせいだろうか

「本当にいいのか?俺で」

私はコクンと小さく頷くと

「安達くんに抱いて欲しい…です」

って言った途端、唇を塞がれる

今日は最初から深いキス

舌を絡められたり、吸われたり、もうキスだけで私の体がとろけそうになる

安達くん、やっぱりキス上手だな

安達くんの手がゆっくりと私の胸の辺りに触れてくる

あの時みたいに、またビクンと跳ねて硬直する

だけど、安達くんはニヤリと笑うと

「今日は止めないから」

と言ったのが合図の様に私の体を手と舌で翻弄し始めた
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