秘密な関係
二人で同時に行きつき、その後も何度も抱き合った

そして今、私のシングルベッドに二人で寝ている

全身がダルくて仕方ないのに心は六階のベランダから飛んで行くんじゃないかってくらい軽い

「安達くん」

「どうした?」

「私、今度、社販でベッド買おうかな」

「そうだな。二人だと狭いし、いつかスプリングが壊れそうだな」

ニヤニヤしながら答える安達くん

「壊れたら、安達くんのせいだからね」

「どうして?共同作業だろ?荒川にも責任がある」

「もうっ、手首噛んでやる!」

「うわっ止めろって。本当は結構痛いんだぞ。広海くんも言ってたぞ」

「そんな事言ってもダメ」

ずっと我慢してたんだからっ

「いただきます!」

ガブッ

「痛ッ」
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