蜜愛シンドローム ~ Trap of Kei ~




───慧がしてくれる、全てのことに・・・

絢乃は戸惑い、迷わずにいられない。

この3日間で、絢乃の精神は限界に達していた。


それでも・・・

自分の戻るべきところは、あのマンションしかない。

───慧の傍に、いたい。


「・・・っ・・・」


いつか、この気持ちに答えが出る日が来るのだろうか。

二人の関係に、結論が出る日が来るのだろうか。

絢乃は悩みながら、一歩、また一歩とマンションへの道を歩いていった。



< 115 / 200 >

この作品をシェア

pagetop