蜜愛シンドローム ~ Trap of Kei ~



「ま、それはすぐにじゃなくて構わないけど。・・・それとは別に、お前と一緒に行きたいところがあるんだよね」

「・・・え?」


絢乃は首を傾げた。

・・・というか、すぐにじゃなくてもってことは、いずれはということだろうか。

本気なのか、冗談なのか・・・。

しかし『行きたいところ』というのが気になる。


「そうだね、ちょっと準備が必要だから・・・。来週の土曜、空けておいてくれる?」

「・・・あ、うん」


何だかよく分からないが、準備が必要なところらしい。

絢乃はこくりと頷いた。



< 173 / 200 >

この作品をシェア

pagetop