蜜愛シンドローム ~ Trap of Kei ~
「ま、それはすぐにじゃなくて構わないけど。・・・それとは別に、お前と一緒に行きたいところがあるんだよね」
「・・・え?」
絢乃は首を傾げた。
・・・というか、すぐにじゃなくてもってことは、いずれはということだろうか。
本気なのか、冗談なのか・・・。
しかし『行きたいところ』というのが気になる。
「そうだね、ちょっと準備が必要だから・・・。来週の土曜、空けておいてくれる?」
「・・・あ、うん」
何だかよく分からないが、準備が必要なところらしい。
絢乃はこくりと頷いた。