舞い散る花の導く先に
でも、微かに雅の気配は残っている。

昔から一緒に過ごしてきた雅。

よく、私の横笛を楽しそうに聞いていた。

呉「どうして・・・なのかしら・・・・」

あんなに素直でいい子がどうして人を殺めたりしたの?」

雅の笑顔が脳裏に浮かぶ。

私が、この手で彼女を殺める。

そんなこと本当にできるのだろうか?

今だって、こんなに迷っているのに。

今日の私はなんだか変だ。

ここにきて泣いたことなどなかったのに、みんなの前で泣いてしまった。

今だって泣きそうだ。

強く、生きているつもりだった。

だけど不意に不安は私を襲ってくる。

呉「私はどうしたらいいのでしょうか?」

まるで私の心は迷子のように途方に暮れています。

こんな時にあなたならどんな答えをくださいますか?
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