舞い散る花の導く先に
目を開けようにも体が重い。

私はそのまま意識を手放した。

ここは、どこ?

目を凝らすとそこは見慣れた風景。

安土状の天守閣だ。

どうして、ここにいるの?

「お濃」

「信長様!」

「お濃。なにをしておる?いくぞ」

「あ、はい!!」

そのまま信長様に手をひかれて歩く。」

その間なにか楽しい会話をしていた気がする。

どうしてだろう?

とても久しぶりな気がするのは。

私は毎日この方と過ごしているのに。

そう、毎日・・・・

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