誰も知らない私の秘密☆
中学生の魔女
 私の、名前は天道 魔衣香。今年、中学校に入学したばかり。私は、小学校のころからの、友達にも言えない秘密がある。それは、私が魔女であるということ。入学式の日に、母、明日香から、言われた。
「あなたが、絶対に魔女であるということを知られては駄目よ。いいわね。」
「わかってるよ」
私は、母と約束をして、入学式に行った。中学校につくと、先生や2年生や3年生の先輩が、私たちを迎えに来てくれた。私は、先輩に連れて行かれるがままに、教室へと、足を運んだ。私の席の周りの子は、どんな子たちなんだろう。私が教室について、自分の席を見つけたときに、その後ろに見知った顔を見つけた。私の幼馴染の領介だった。私と領介は、小学校の頃からケンカばかりしていた。
「何で、あんたが、その席なの?」
「知らねぇよ!」
私たちは、早速言い合いを仕掛けたが、すぐに、中断した。私たちの、新しい担任の先生が、教室に入ってきたからだ。その瞬間に、子供たちは、すぐに静まり返った。
「今日から、みんなと一緒に学校生活を送っていく阿部です。これからよろしくお願いします。」
私たちは、入学式が終わった後、さっそく友達を作ったりしていた。
「私、中原 小夜香っていうんだ。良かったら、友達になってくれない?」
「ありがとう!私の名前は、天童 魔衣香っていうんだよろしくね。」
私たちは、すぐに、仲良くなった、私たちの学校は、3学期制で中間テストがさっそく近づいていた。
「ねぇ、小夜香、今度一緒にテスト勉強しない?」
「いいね!じゃあ私の家でいいかな。」
私そういえば、小夜香の家に行ったことないなぁ・・・私達は、土曜日に、小夜香の家に行って、テスト勉強を一緒にした。
 テスト当日は、本番前に軽く確認をするだけにしてすぐにテストが始まった。結果がわかった時には、成績表と一緒に帰ってきた。私と小夜香の順位は、少しの差で、私のほうが上回っていた。
「今度は絶対に負けないからね。」
「私も、負けないようにするよ!」
そして、夏休みが来た。私たちは、それぞれ、違う部活に入っているので、夏休みには会うことができない。私は卓球部、小夜香はバレー部。
 あっという間に、夏休みが終わり2学期が始まった。私たちは、運動会に向けて、準備に励んでいた。私と小夜香は運がよく、同じ班にだった。私たちは、とても、息が合うということで、二人三脚になった。
「絶対に1番になろうね。魔衣香。」
私たちは、約束をして、練習を続けてきた。私たちは、こんな感じで、たくさんの行事を進めてきた。私たちは、学校の大きなイベント「桜フェスティバル」が近づいていた。私たちの、クラスは、喫茶店を、やることになった。私たちは、メニューを考えたり、クラスのみんなと協力して、準備をした。準備から一週間、メニューをそれぞれ作ってみるため、班に分かれた。私の班は、小夜香・真美ちゃん。そして、領介・・・。
「おい、俺らは何を作るんだ?」
「デザート類を作るって言ったじゃない!」
こんな調子で、私たちは、メニューの内容を確認しながら、作っていった。フェスティバル1週間前、私たちは、飾りつけなども大体終わって後は、当日が来るのを待つだけだった。
―フェスティバル当日―
 やったー!やっとフェスティバルが始まったー!私たちのクラスがやっている、喫茶店はほかのクラスで、遊んできた人たちが、寄って行ったりして、かなり評判だった。私と、小夜香は、休憩のときに、ハイタッチをして喜んでいた。そのあとは、私たちの学校の伝統の踊りを、学校にいるみんなに見てもらった。私たちは、この日のために、入学してから、ずっと練習してきた。だから、ほかのクラスにも負けないと私は自信を持って踊ることができた。私たちの成績は、なんと最優秀賞だった!うれしい!もしかすると、入学してから、一番うれしい事だったのかもしれない。あとは、2年生や3年生の先輩が、作った動画などを、体育館で、披露していた。私たちは終わった後に、先生から、
「とても評判がよく他の先生方も誉めて下さっていました。この調子でこれからも、クラスで団結して頑張っていきましょう!」
「「「「はい!」」」」
桜フェスティバルが終わってからも、授業の中の調べものなども、クラスのみんなで、協力することが、増えてきた。気が付くと、クラス全体が仲良くなっていることに気が付いたのは、中学1年生の、3学期の半ばだった。私たちは、放火には、楽しい話をたくさんしたり、恋話をしたりして、楽しんでいたが、今日の話題は、少し違ったものだった。
「ねぇ、魔衣香はもし魔女だったら、何がしたい」
ドキッ!私の、秘密に的中です・・・何で図星なところをいつもついてくるんだろう。
「う~ん・・・自分のしたいことをしたりするか・・・な?」
「どうしたの、魔衣香?なんか急にギクシャクし始めて・・・・あっ!もしかして」
ばれた!私は、心の中で、どうしようか未来のことを考えていた。すると、小夜香が
「昔から魔女にあこがれてたんでしょ~!だって、考えたことがすぐに出てきたもん!」
良かった。まだばれてはいなかったみたい。それにしても、どうしてこんなに、おびえなければいけないんだろう。そしたら、領介が話しかけてきた
「魔衣香ちょっといいか?」
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