りんごあめ




部室に残って待機してると



『規律!』




えっ



突然の事に戸惑った夏海。




『礼!


お願いします!』








『『お願いします!!』』






顔を上げてみると、そこには
おじいちゃんくらいの年の人が前に出てきて




私でもわかった。







この人はすごい人なんだって事…











『えー、みなさん。


オーディション合格おめでとう


まぁ
でも使えない音と分かったら
使うわけにもいかないので
その時は覚悟してくださいね





あと、
1年生が何人か入ったみたいだけど
仲良くするようにね』




はっ!

あたし達の事か!





『はい!』








『とゆうことで、1年よろしく!』










××××



こうして




あたしの苦い夏が始まった。








< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop