りんごあめ
部室に残って待機してると
『規律!』
えっ
突然の事に戸惑った夏海。
『礼!
お願いします!』
『『お願いします!!』』
顔を上げてみると、そこには
おじいちゃんくらいの年の人が前に出てきて
私でもわかった。
この人はすごい人なんだって事…
『えー、みなさん。
オーディション合格おめでとう
まぁ
でも使えない音と分かったら
使うわけにもいかないので
その時は覚悟してくださいね
あと、
1年生が何人か入ったみたいだけど
仲良くするようにね』
はっ!
あたし達の事か!
『はい!』
『とゆうことで、1年よろしく!』
××××
こうして
あたしの苦い夏が始まった。