あの夏で
yuki,side.
香月をふった次の日。
俺の病室には智がいた。
「香月…ふったの…?」
「あぁ…」
「なんで…?」
「俺は香月のことすきだけど、それは恋愛感情じゃない…」
「あたしも…?」
「……あぁ…」
智はちょっと困ったように笑った。
「うん。ありがとう。ちゃんと言ってくれて」
「こんな俺を…好きになってくれてありがとう」
「へへっ。どーいたしましてっ!!」
智は満面の笑顔で笑ってくれた。
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