あの夏で
minami,side.
あたしはいつも通りに保健室で仕事をしていた。
ガラ---------。
急に扉が開いたため、少しびっくりしながらも扉のほうに目をむけた。
そこにいたのは、
「先生、お話があります」
「内藤さん……」
内藤 智さんが保健室にやってきた。
「どうぞ?」
あたしは目の前にある椅子を指さしながら、その椅子に座ることを勧めた。
「ありがとうございます」
「それで…話って…?」
「…ゆうきのことです」
「………………」