あの夏で
俺は家に入ると1つため息をついた。
あの美人と話していて知ったことは、名前は愛川 みなみ先生。
あと俺と結構趣味があうこと。
それに、俺に媚びてこなかったこと。
初めて、だな…。
あんな女。
愛川先生と離れて寂しいって思うことも初めて。
そんな思いが俺の頭の中をうめつくしていた。
なんだ、これ。
俺が先生を好きみたいじゃんか。
「ッ…………!!!」
“好き”
突然でてきた単語に俺は動揺した。
そうか。
俺はあの先生が好きなのか。