あの夏で





「ゴホッゴホッ……はぁっ…はぁっ…」



やっべ…。発作…。



俺はすぐにナースコールを鳴らした。



バタバタと聞こえてくる足音。



だから病院で走っちゃだめだってば。



「ゆうきっ!!!!」



病室に入ってきたはっちゃんとナースさん。







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「大丈夫か?ゆうき……」



「なんとか大丈夫だよ」



俺の病室には父さんとはっちゃんがいた。



発作はなんとかなったけど、正直いうとかなりきつい。



体が重くて動くのすらだるい。








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