あの夏で
俺は授業が終わるまで、屋上にいた。
授業終了のチャイムが鳴り、数分後、優也と泰輔が屋上に入ってきた。
優也「やっぱここにいたか!!」
泰輔「具合は?大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫」
優也「なーんだこの箱!!」
ひょいっと優也は俺のポケットに入ってある箱を取り出した。
みなみの誕プレ…。
「おい!!優也かえせよ」
泰輔「優也。返してあげなよ」
優也「ゆうきよぉ、誰にあげるつもりだったんだ?」
にやにやしながら優也は聞いてきた。
わかってるくせに。