あの夏で
yuki,side.
【3日目】
がらっ──…。
「先生」
「中島くん…」
「「きいた?」」
「「うん」」
「あたしたち…姉弟なのよね?」
父さんの血が俺と先生の体には流れている。
だから一応は姉弟なんだ。
「うん。父さんが言うかぎりだと…」
「とりあえずこのことは学校にしられないようにね」
「なんで?」
別に知られても構わないんじゃないか?
「色々とややこしくなるのよ」
意味わかんねぇけど。
まぁ…ここは従っとくか。
「ふーん。わかった」