あの夏で





「はっちゃん久しぶり~」



「ゆうき久しぶり!くんなっていったのに…」



「いや、まだわかんないけど多分…」



「そうか…」



そのあと俺はいろいろな検査とかしてまた診察室に入った。



「ゆうき…やっぱり…」



「まじでか…。あといつぐらい?」



「本人にはあまり言いたくないんだけど…。長くても…半年だと思う」



「そっか…」



半年…か。



「言っとくけど入院しねぇよ?」



「そう言うと思ったけど…だめだ。もう進行は早くてなにもできないんだが…できる限りのことはするつもりだ」



はっちゃんの目はいつになく本気の目だった。









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