野球バカはキライ!?
「やっぱりあたしだけの片思いだったんだね
今から真剣な話していい?」
樹理はびっくりしたようにこっちを見た
そして使ったボールを片付ける手を止めた
あたしも深呼吸をして
「あたし今日でけじめつけるから
このままだらだらいったら両方駄目になると思うの」
言えるかな……??
「なんのこと??」
「黙って!!
もう野球から逃げない
野球応援も今年はちゃんとやる
過去から逃げないで過去と向き合うから
まだ野球が大嫌いなままだけど少しずつ前に進から」
もう逃げない
グラウンドに来てもなんとも思わないように…
ボールを見ても何も思わないように…
「おれも協力する」